ホーム >  今月の健康アドバイス 2018年

9月号 あなたの嚥下(えんげ)機能は大丈夫ですか?

 

「嚥下」とはモノを飲み込み胃に送ることを表す言葉
「嚥下障害」とはモノを上手に飲み込めない状態のことです。

 

一般に嚥下障害は高齢者に多いと思われがちです。しかし50歳前後から飲み込む力が少しずつ弱くなるため中高年の人なら誰にでも起こりえます。
次のようなことが増えたら嚥下障害の疑いがあります。
・食事中によくむせる
・以前はむせなかったのに時々むせるようになった(食事中でなくても)
・食べるものの嗜好が変わった(よく噛まなくてよいものを好むようになった)
・水分をとりたがらない
・食べ物がのどにちかえる感じがする
・飲み込んだ後も口の中に食べ物が残っている
・食べるとすぐに疲れて全部食べられない(体重が徐々に減ってきた)
・食後に声がかれる、ガラガラ声になる
嚥下障害になると栄養を十分に摂取できず栄養失調になったり「誤嚥性肺炎」などの病気にかかりやすくなったりするので、健康を維持するためには嚥下機能の低下を防ぐことが大切です。

 

自宅で簡単に行えるトレーニングをご紹介します。
1.呼吸のトレーニング 腹式呼吸(深呼吸)
口から長く息を吐きしっかり吐ききったら鼻からゆっくり息を吸い込む
2.発音のトレーニング
パ行(パ.ピ.プ.ペ.ポ)ラ行、タ行、カ行、マ行を繰り返し発音します。
3.首や口、舌のトレーニング
首のトレーニングは肩の力を抜いて首をゆっくり前後、左右に動かし首筋をしっかり伸ばすようにします。
口のトレーニングは頬を膨らましたりへこませたりを繰り返し、
舌のトレーニングは思い切り前に出したり引っ込めたりします。
回数などは自分の体力などに応じて無理のない程度にして毎日続けるようにしましょう。

 

訪問看護ステーション右京医師会 森岡 まゆみ

今月の健康アドバイス バックナンバー