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7月号 夏は細菌による食中毒の季節

 

 6月から8月にかけての高温多湿の時期は細菌が繁殖しやすく、細菌による食中毒が増加します。明らかに腐ったものを食べる人はいませんが、食べ物の色や臭いに問題がなくても、細菌が繁殖していて食中毒を起こすことが少なくありません。
 また、食中毒というと飲食店での食事が原因と思われがちですが、家庭での食事でも頻繁に発生しています。
 家庭での食事作りにおける食中毒予防のポイントをチェックしてみましょう。

 

≪食中毒の予防には3つの原則≫をチェックすることが大切です。
 原則1. 細菌を【つけない】
・手には様々な細菌が付着しています。調理前や肉、魚を扱った後には必ず
手を洗いましょう。
・肉、魚を切った後のまな板や包丁は細菌が多く付着しています。必ず洗剤で洗った後に、他の食材に使用してください。
・菜箸は肉、魚に使うものと他の食材に使うものとで分けてください。

 原則2. 細菌を【増やさない】
・食材は買って来たら、できるだけ早く冷蔵庫に入れて早めに食べましょう。
・冷凍した食品を解凍する場合は、常温での解凍は避けて、電子レンジで解凍するか冷蔵庫内で解凍しましょう。

 原則3. 細菌を【やっつける】
・細菌の多くは熱に弱いので、食材を十分に加熱すれば死滅します。しっかり加熱しましょう。加熱の目安は中心部が75℃で1分以上です。
・まな板、包丁、布巾などの調理器具は洗うだけでなく、熱湯をかける等して殺菌しましょう。

 

自己判断せずに医療機関に
 食中毒を発症すると、腹痛、下痢、嘔吐、発熱のほか、重症化すると血便なども見られ

ます。こうした症状がある場合は自己判断せずに早めに医療機関を受診してください。

 

一般社団法人右京医師会 石田 勝紀

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