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5月号 帯状疱疹のワクチン接種が始まりました

 

 みなさん、右京医師会のホームページにようこそ!このコーナーは右京医師会の会員が市民の皆様方に健康に関するアドバイスをするコーナーです。様々な科の医師がタイムリーで有益な情報を発信しています。今月は、帯状疱疹の予防接種についてお知らせしたいと思います。帯状疱疹の原因は、みずぼうそうのウィルスと同じです。子供の頃にかかったみずぼうそうが治ったあと、知覚神経の細胞の中にウィルスが潜伏感染します。その後、何十年も症状がないのですが、ストレス、疲労や老化などにより免疫が低下し、ウィルスが再び神経の中からどんどん複製し、神経線維をたどり、皮膚に水ぶくれをつくる病気です。何より問題になるのは、神経での炎症による痛みで、それが残ることです。ウィルスをおさえる薬はあるのですが、このやっかいな神経痛を完全におさえる薬はいまだ開発されていません。ですから、発症そのものをおさえるワクチンが有効ということになります。実はこの帯状疱疹は、子供のみずぼうそうのワクチンが定期接種化されてから増えています。というのも巷でのみずぼうそうの流行が減り、定期的に生ウィルスに暴露される機会が減ったことが原因と言われています。とくに50歳以上での帯状疱疹の発症が増えています。この辛い神経痛を予防するには、予防接種が一番よい解決策ということになります。今のところ、この予防接種は自費での接種となります。また、すべての方が適応となるわけではありません。くわしくはかかりつけ医や皮膚科医などにご相談下さい。

 

一般社団法人右京医師会 松木 正人

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